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音楽と芸術の都ウィーン ~魅力あふれる街を訪ねて~

投稿日 | 2024.03.21更新日 | 2024.03.22
ロイヤルロード銀座

皆さまこんにちは。
コンシェルジュの針山・西・山田です。

今月中旬、ブルックナー生誕200周年の記念すべきこの年にウィーンへ行ってまいりました。
四季折々、それぞれ違った美しさを持つウィーンですが、冬の時期は比較的観光客が少なく、ゆったり過ごすことができます。

ウィーンの楽しみ方は人それぞれ!
💎数々の偉大な作曲家たちが生まれ、活躍したこの街で、一流の演奏を心ゆくまで楽しむ音楽の旅。
💎世界的に有名な美術館や博物館を数多くまわり、巨匠たちの作品を間近で鑑賞する芸術の旅。
💎歴史的な建物が並ぶ街並みを歩きながら、伝統的なカフェでゆったり、贅沢なひと時を過ごす街歩きの旅。
などなど…!皆さまはどの旅がお好みでしょうか?

今回は現地で撮影した写真とあわせて、皆さまをウィーンの旅へ誘います!

まずは!ウィーンといえば「音楽」♪

一年中そこかしこで音楽を楽しむことができますが、今回は「楽友協会」と「国立歌劇場」で鑑賞してきました。

◆ 楽友協会

1812年設立された楽友協会。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が毎年ニューイヤーコンサートを開催することで有名なコンサートホールです。
楽友協会の大ホール「黄金の間」でリンツ・ブルックナー管弦楽団(指揮:マルク・ヤロウスキー)の「ブルックナー 交響曲5番」を鑑賞しました。初めての海外クラシックコンサートだったので敷居が高いのではないかとやや緊張気味に行きましたが、ファミリーや若いカップルやご夫婦、友人同士など金曜日の夜に気軽にクラシック音楽を楽しみにきている方がたくさんいらっしゃいました。

© Österreich Werbung/Sebastian Burziwal

◆ 国立歌劇場

世界三大劇場とも言われるウィーン国立歌劇場は1842年に創設されました。
ウィーン国立歌劇場管弦楽団のメンバーからなるオーケストラ「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」が所属している劇場です。
今回はチャイコフスキーのオペラ「オイゲン・オネーギン」を鑑賞しました。オペラはドイツ語で歌われますが、各座席には英語とドイツ語の字幕も完備されています。ストーリーや工夫を凝らした演出などを楽しんでいるうちにあっという間の2時間30分の上演でした。ドイツ語や英語が苦手な方は、事前に演目のあらすじを頭に入れておくこともおすすめです。また普段よりおしゃれをして写真撮影を楽しむ方々も多くいらっしゃいました。オペラのみならず会場の空間や雰囲気も華やかで非日常的な雰囲気を楽しめます。

© Vienna State Opera / Michael Pöhn

ハプスブルク家の栄華をたどる…!

何世紀にも渡りヨーロッパを支配してきたハプスブルク家。色濃く残る足跡を是非辿ってみてください。

◆ シェーンブルン宮殿

「マリア・テレジア・イエロー」と呼ばれる明るい黄色の外観と、広大な庭園の緑が綺麗に映える美しい宮殿。訪れた日は生憎の曇り空でしたが、晴れた日には外観に太陽の陽があたりまた一段と美しさが際立ちます。この宮殿は、かのハプスブルク家がひと夏を過ごした夏の離宮として使われたほかに、ウィーン会議や東西首脳会談の舞台になるなど数多くの歴史的瞬間の場所となりました。宮殿内はまさに豪華そのもの!歴代皇帝たちの暮らしぶりを感じることができ、細部にまでこだわった内装や装飾が随所に散りばめられており、マリア・テレジアが実際に使用していたベッドも当時のまま残されています。
ウィーンに来たら必見です。

シェーンブルン宮殿外観(撮影:針山)
大ギャラリー(撮影:針山)  

宮殿の南側に広がる庭園は、緑豊かでウィーン市民の憩いの場。犬を連れて散歩している人やジョギングをしている人もいたり、コンサートも行われています。

庭園(撮影:針山)※奥に見えるのは1775年に建てられた記念碑

◆ ホーフブルグ(王宮)

600年以上続いたハプスブルク王朝の歴代皇帝が住んだ、世界最大級の宮殿。
ローマの凱旋門を模して造られたミヒャエル門を抜けると、目の前に現れる宮殿は言葉を失うほど壮大かつ美しい。新王宮と旧王宮に分かれており、広大な敷地に国立図書館や歴代皇帝が挙式を挙げた宮廷教会など見どころが満載です。

新王宮(撮影:針山)

敷地内にある「王宮礼拝堂」では、毎週日曜日にウィーン少年合唱団が歌うミサが執り行われます。
バロック様式のシンプルな礼拝堂。そこに響き渡る歌声はまさに天使そのものです。

王宮礼拝堂(撮影:針山)

◆ 美術史美術館

1891年に歴代皇帝のコレクション展示のため皇帝フランツ・ヨーゼフが建設。古代エジプトから18世紀末までのおよそ5000年分のコレクションが展示されています。最大のみどころは、ブリューゲル作品。世界に残されている全40作品のうち、なんと12作品を鑑賞することができます。有名な作品はたくさんありますが、個人的に見入ってしまったのはバベルの塔。
建設器具が描かれていて、当時の建築方法がわかるようになっています。王様も描かれています。市民からどのように思われていたのか…鑑賞しながら想像を膨らませてみてください。フェルメールの「絵画芸術」も是非鑑賞いただきたい作品のひとつ。フェルメール作品はオーストリアには1枚のみです。
アドルフ・ヒトラーの手元に渡る前の持ち主が返却を求めているので、今後美術館で見れなくなる可能性もあるそうで…是非お早めにご覧ください。

美術史美術館内観(撮影:西)

ウィーンはゆったり街歩きやカフェ巡りもおすすめ!

ウィーンの街はとてもコンパクト!のんびりと街歩きもお楽しみください。

◆ 街歩き

昔の城壁があった場所は現在「リンク」と呼ばれる環状道路。その内側に広がる旧市街は、街全体が「ウィーン歴史地区」として世界遺産に登録されており、ぶらぶらと街歩きをするのもウィーン滞在でのおすすめ!
歴史ある王室御用達の専門店や高級店のほか、おしゃれなカフェやお土産ショップも立ち並んでおり、優雅な街並みを眺めながら散策もまた良いですね。
また、トラム(路面電車)にも是非乗ってみてください!車窓から見える建物はどれも歴史を感じる建築物だらけで、まるで建築のミュージアムに来たかのよう。
そして、ワルツ王と言われるヨハン・シュトラス2世の像が建つウィーン初の「市立公園」や、トラムで30分ほど行った「プラーター公園」など、朝の散歩がてらに行くとすっきりとした朝の空気を感じることができ、まるで暮らしているかのようなウィーンの街並みを楽しめます♪

市立公園(撮影:針山)
プラーター公園(撮影:針山)


音楽鑑賞に出かける前に、カフェで優雅な時間をお過ごしいただくのもおすすめです。

◆ カフェ

ウィーンにカフェが誕生したのはおよそ17世紀後半、18世紀には200軒を超え、社交や情報交換の場としてカフェ文化が華開きました。
今もウィーンの人々にとって、カフェはコーヒーを飲むための場所ではなく、友人と待ち合わせをしたり新聞や雑誌にくまなく目を通したりと、カフェはウィーンの人々の生活の一部となっています。

ウィーンのケーキといえばザッハートルテが有名ですが、「トルテ戦争」はご存知でしょうか。
ザッハーとデーメルが、どちらが正式なザッハートルテか法廷で争うこともありましたが、今ではどちらのお店でも由緒あるトルテが味わえます。
私は今回、ザッハートルテ、インペリアルトルテ、ツェントラルトルテの3種類いただきました。トルテとは三角のケーキという意味。トルテの前にはカフェの名前がつくことが多いです。混雑時は1時間くらい並ぶこともあるカフェも!カフェによって驚くほど特徴が全く違いますので、是非食べ比べてみてください。

ツェントラルトルテ(撮影:西)

是非実際にウィーンを訪れて、本場の音楽や芸術を楽しみ、優雅な街並みを歩く、そんな贅沢な時間を過ごしませんか?


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