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(※2021年6月27日投稿)
屋久島に行ったことはありますか?
今回のコンセプトは「いかに歩かないで屋久島を楽しむか」です。
屋久島は「洋上のアルプス」とも呼ばれ海岸線から直接山々がそびえたち、主峰宮之浦岳は最南端の日本百名山で、他にも縄文杉を目指すコースなどトレッキングも盛んです。
また、島には砂浜はほとんどなく、海水浴場は人工の砂浜が1か所、ウミガメの産卵で有名な砂浜が1か所の2か所しかないため、海を目当てに訪れる観光客はほとんどいないのではないでしょうか。
これらのイメージから、屋久島は登山やトレッキングで楽しむところと思われるのでしょう。
私もそうでした。
実際はどうなのでしょう?
屋久島をぐるっと一周する幹線道路(といっても片道一車線)は約100kmで、ところどころ内陸(つまり山)の中腹にあるホテルや観光地にむかう道路が枝分かれしています。
この100kmという距離が絶妙で、頑張れば一日で観光できてしまうのです。
ただ、一日で観光しようとすると「午後はバスの中で皆さん熟睡ですよ」とガイドさん。
滞在するホテルも素晴らしいので、観光は一日と半日に分けてすることにしました。
観光内容をすべて紹介してしまうと実際に訪れたときの感動が薄くなってしまいますので、一部をご紹介します。
まずは屋久杉です。
屋久島では樹齢千年を超えなければ屋久杉とは呼びません。
(余談ですが、屋久島の後に訪れた霧島神宮の御神木は樹齢800年でした)
最も有名な屋久杉は縄文杉ですが、これは往復約22km・9時間程度歩かなければ見ることはできません。ガイドブックやネットでよく見かけるハート型のウィルソン株もこのトレッキングルート上にあります。
実はほかにも名前が付けられた屋久杉はいくつも存在します。
もっとも簡単に見られるのが紀元杉です。
これは車が通れる林道のすぐ脇にあります。木道が整備されているので多少雨が降っていても問題ありません。
紀元杉は樹齢約3,000年、高さ27メートル、周囲8.9メートルです。植物とはいえ同じ生けるものとして3,000年もの時を経ているのは驚異的です。
紀元杉の近くにはヤクスギランドという公園があります。いくつか散策のコースがありますが、いずれも木道が整備されています。
今回はツアーでご案内する予定の50分コースを歩いてきましたが、江戸時代に伐採された屋久杉の切り株から次の世代の杉が育っている様子などは屋久島ならではの光景でした。
50分コースは長いかなと思われる方は途中で分岐する30分コースもあります。
続いては、白谷雲水峡です。
ここは雨が多い屋久島を象徴するような苔むした森の風景を楽しみます。
宮崎駿監督が何度も足を運び、映画の舞台のイメージを練ったといわれる幻想的な森です。
苔好きにはたまりません。
ここも木道が整備された散策路がいくつかありますが、最も短い60分コースを歩きます。
ヤクスギランドと比べるとちょっとアップダウンがありますが、一段一段が低くなるように階段がついていますのでさほど大変ではありません。
ヤクスギランドと白谷雲水峡は別の日に訪れますので、歩く観光は1日1か所です。
他の場所は、基本的にはバスを降りればほぼ目の前が目的地となります。
歩き足りない方は、ホテルの敷地内にも森の中を歩く散策路があります。
朝夕のお散歩にどうぞ。
また、どうしても縄文杉を見たいという方は、たとえば延泊してガイドさんと一緒に歩く、またはご自身で歩くという手配も承ります。
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