条件から探す

条件から探す

キーワード
出発地とエリア
出発月
ブランド
目的・テーマから探す
キーワード

条件から探す

条件から探す

キーワード
出発地とエリア
出発月
ブランド
目的・テーマから探す
キーワード

岩永です!「ツール・ド・モンブラン」を歩きました!【添乗ブログ】

投稿日 | 2025.08.25更新日 | 2025.08.25
ロイヤルロード銀座

ツール・ド・モンブラン(Tour du Mont-Blanc/TMB)ってどんなところ?

モンブラン山群やシャモニー針峰群をぐるりと一周する、全長約170km、累積標高差約10,000mの壮大なトレッキングコースです。
フランス、イタリア、スイスの3ヶ国をまたぐこのルートは、世界中のハイカーを魅了し続けています。

今回のツアーは、ハイライトとなる3つの国境峠越えをしっかりおさえつつ、途中休息日を設け、5日間で約45kmを歩きました。
スーツケースは別送、山小屋ではなくホテル泊。
快適さと日程のコンパクトさもご好評いただきました。

TMB地図

TMBのハイライトは、なんと言っても「国境の峠」!

「国境を歩いて越える」、なかなかできない体験だと思います。
それぞれの峠から見渡す風景、目の前に広がる大パノラマは、実際に自分の足で歩いてこその感動です。

フランスとスイスの国境「バルム峠(Col de Balme)」

まずは、フランスからスイスへと入る バルム峠。標高2,191m。
フランス側には、雄大なシャモニー渓谷が広がり、その奥には堂々たるモンブランの白い峰々が連なります。
スイス側へは緑豊かな谷筋を下ります。
今回は、高山植物が満開でした!

岩永撮影

バルム峠フランス側。奥に見える白い山がモンブラン。

岩永撮影

花の中、スイス側を下る。

スイスとイタリアの国境「フェレ峠(Grand Col Ferret)」

続いて、フェレ峠。標高2,537m。
TMBルートの中でも、最も標高が高い峠の一つです。
スイス側では、牛たちがのんびりと草を食む姿を見ながら、小川沿いを歩きます。
登りを経て峠に到達すると、目の前に広がるのは一変して、力強い山岳風景。
イタリア側には、荒々しい岩肌の山々と、広々としたフェレの谷(Val Ferret)が眼下に広がります。
スイス側の牧歌的な景色から、イタリア側のダイナミックな山岳風景へ。
そのコントラストが感動的な峠です。

岩永撮影

フェレ峠スイス側

岩永撮影

フェレ峠スイス側。峠までもう少し!

岩永撮影

フェレ峠頂上!イタリア側の氷河を望む。

岩永撮影

フェレ峠イタリア側。フェレの谷を見下ろす。

岩永撮影

雄大な景色の中のピクニックランチ

イタリアとフランスの国境「セーニュ峠(Col de la Seigne)」

そして、イタリアからフランスへと戻るセーニュ峠。標高2,516m。
イタリア側からの登りは、花咲き誇るコンバル湿原を抜け、徐々に荒涼とした風景へと変化していきます。
峠では、イタリア側のヴェニ谷(Val Veni)が眼下に大きく広がり、フランス側には真っ白い氷河を抱くモンブランの南壁が目の前に!
モンブランの南壁は、シャモニー(フランス)からは見ることができない姿。
この峠を越えることで初めてその全貌を拝むことができます。

岩永撮影

セーニュ峠イタリア側

岩永撮影

セーニュ峠から見るモンブラン

今回は、「ツール・ド・モンブラン」のハイライトをご紹介しました。
3つの国の文化と歴史、そして忘れられない絶景に出会える特別な旅。
来年の夏も同様のコースをご用意する予定です。
ぜひ計画のひとつに加えてください。

関連する特集