コンシェルジュの岩永です。
今回は、トリュフとワインを堪能した旅でした。
アルバの「白トリュフ祭り」に合わせた日程。
現地では、アルバ在住、「アルバのトリュフとワインの騎士」の称号を持つ、ソムリエ、ピエモンテ州公認トリュフハンターの富松恒臣さんが同行してくださいました。


富松さんの案内でのバローロとバルバレスコのワイナリー見学とテイスティング。

知識や経験の有無を問わず、どなたにもワインの魅力を感じていただける、とても楽しいひとときでした。
ワインを通して、その土地や歴史を、そして、そこに生き、ワインに関わる人々の想いに触れることができました。
そして、「白トリュフ祭り」。

会場の扉を開けたとたん、トリュフの豊潤な香りに包まれます。
富松さんと会場を見学。

トリュフハンターならではの視点で、トリュフの基礎知識から目利きのポイント、現場でしか聞けない裏話までお聞きしました。
今回は、特別にトリュフハンティングも見学いただきました。
こんな森に入っていきます。

残念ながら、ハンティングの様子の写真はご紹介できません。
ぜひ、実際にご体験ください!
森の環境について熟知していることが優秀なハンターの条件。
森を守り、維持することも、ハンターとしての重要な役割だそうです。
さぁ、お待たせいたしました。今回いただいたお食事です。
もちろん、トリュフ!

その芳醇な香りを最大限に引き出すために、シンプルで素材の味を活かす料理に使用されるのが一般的です。




特に、卵、じゃがいも、乳製品(バターやチーズ)といった、香りを吸着しやすい食材と非常に相性が良いそうです。
お客様からは、「一生分のトリュフをいただいたわ!」とのうれしいお声も。
そして、ピエモンテならではのお皿もご紹介します。
まずは、「Carne Cruda」。直訳すると「生肉」。

写真左上のボール状のもの。
地元固有の高級品種「ファッソーナ牛」の子牛の赤身を使います。
基本的には、塩・コショウ、オリーブオイル、肉のうま味を引き立てる少量のレモンのみ!
シンプルだからこそ、お肉本来のうま味を楽しめます。
写真右下は、ピエモンテのもうひとつの名物料理、Vitello Tonnato(ヴィテッロ トンナート)。
野菜と煮込んだ仔牛を薄くスライスしたものにツナソースをかけた一品。
お肉にツナソース? 意外な組み合わせですが、これがとっても合うのです。
もう一品は、「Cardo」という冬のお野菜のお皿。

今回は、カルドを蒸し、バターソースとトリュフを添えました。
このカルド、アンティチョークの仲間、キク科のお野菜。
この写真、初日にご案内したトリノ青空市場の1枚ですが、たまたまカルドが左下、キャベツの手前にちょっぴり写っていました。


その土地、季節ならではの食材との出会いも旅の喜びです。
本年もこのブログをご愛読いただき、ありがとうございました。
来年も旅に彩られた素敵な1年になりますように。
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