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【海外添乗記】渡邉です!「ベトナム北部の植物探訪 5日間」から帰国しました! 

投稿日 | 2024.03.01更新日 | 2024.03.04
ロイヤルロード銀座

企画担当者:渡邉 孝史

今回は「植物探訪の旅」として、緑花文化士の清水美重子氏に同行いただき、お客様とともにベトナムを訪れました。
兵庫生物学会顧問やNPO野生生物を調査研究する会の顧問を務める清水氏は、日頃はカルチャーセンターの講師として、季節ごとの植物を様々な角度から解説するお話が人気です。
今回のツアーでも時折ダジャレを交えながら植物の名前の由来などを解説くださり、とても分かりやすくベトナムの植物について学ぶことができました。

旧正月を迎えるハノイへ

ベトナムは南シナ海などの海岸線に沿った南北に長~い国。何となく日本列島に似た形をしていますね。形としては北海道にあたるところがハノイ、そして九州あたりがホーチミンでしょうか。北部に位置する首都ハノイは四季があり、南のホーチミンでは年中気温が高いといった国です。

今回はハノイ周辺に行ってきましたが、ベトナムでもここ最近は異常気象のようで、例年この時期は最高気温が20℃前後ととても過ごしやすい気候にもかかわらず、今回は10℃前後で、日本の冬と変わらない寒さでした。日本から着ていった防寒着が手放せない毎日で、暖かいところを想像されていた皆さまは少々戸惑い気味ではありましたが、暑いよりは過ごしやすかったのではないでしょうか?
我々が帰国した後は、なんと30℃近くまで急上昇していたようです。。。

また、旧正月前ということで、町中至る所に美しく飾られた色とりどりの生花など、この時期ならではのお正月飾りも相まって、目に映る暖色系の華やかさのおかげで、寒さも少しは緩和されたかもしれませんね。旧正月前に行くと、普段見られない様子が見れて、気分的にはちょっぴりお得かもしれません。

日本の門松のように、鈴なりに実がついたキンカンの木を玄関に置いています。
(ハノイ市内 宿泊ホテル入口 / 渡邉撮影)

(ハノイ市内 ホアンキエム湖(玉山祠) / 渡邉撮影)

お供え物がいつもより華やかです。
(ハノイ市内 ホアンキエム湖(玉山祠) / 渡邉撮影)

ベトナムの旧正月「テト」の飾りつけ

ベトナムの旧正月前は、日本が年末に独特の慌ただしくも活気のある雰囲気になるのと同じように、至る所で桃の花の飾り付けや、大小様々なキンカンの木の鉢植えなどの路上市場が見られるようになります。バイクの後ろに大きなキンカンの鉢植えを乗せて走っている様子も多々見られます。

また、果物の種類が豊富なベトナムでは、祭壇へのお供えとして果物を欠かすことがなく、縁起物として五色の果物を美しくに並べて飾ります。五色とは、黒、赤、青、白、黄色のことで、五行とも呼ばれており、黒は水、赤が火、青が木、白が金、黄色が土を意味するようです。日本ではあまり見かけないものとしては、赤色のドラゴンフルーツと、黄色の仏手柑(ぶっしゅかん)という果物があります。仏手柑はその名の通り仏が手を合わせているかのような形をした変わった柑橘系の果物です。さきほどのお供え物の写真で中央にバナナのように写っているのが仏手柑です。南国のフルーツって面白いですね。大変興味深いです。

クックフォン国立公園

さて、先ずはベトナムで1962年に初めて出来た国立公園で、多数の植物や生物が生息する場所として名高いクックフォン国立公園へ。ここは絶滅危惧種のサルも保護されており、植物観察と共に希少動物の保護活動も垣間見ることができます。
(クックフォン国立公園 / 渡邉撮影)

東南アジアでは都市開発や農地拡大と共に森林伐採が進み、生物多様性が失われつつありますが、このベトナムも例外ではありません。森林が失われた要因としては、ベトナム戦争中の枯葉剤の散布や、戦後のベトナム政府は自然保護よりも経済成長を重視したことが考えられますが、このクックフォン国立公園では生息地域を追われた希少動物が保護されています。
(クックフォン国立公園 / 渡邉撮影)

ベトナムを代表する観光地といえば・・・

みなさん、ベトナムと言えば何を想像しますか?
ベトナムを代表する観光地のひとつ、世界遺産にも登録されているハロン湾を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。ハロン湾では、ゆったりとしたクルーズ船内でベトナム料理を味わいつつ、ハロン湾に浮かぶ奇岩の風景を楽しむことができます。途中、ダウゴー島で下船し、ティエンクン洞窟を見学することも可能です。この洞窟では、外観の質素なイメージとは裏腹に、想像以上に素晴らしい内部の鍾乳洞に感嘆することでしょう。

(ハロン湾のクルーズ船 / 渡邉撮影)
(ハロン湾に浮かぶ奇岩 / 渡邉撮影)

この洞窟は、広大な空間と壮麗な石灰岩の形成物で構成されており、訪れる人々を魅了します。
(ティエンクン洞窟 / 渡邉撮影)

更にはフローティングビレッジで再び下船し、手漕ぎの小舟に乗り、奇岩を目の当たりにして、クルーズ船からの目線とはまた違った迫力が。
(ハロン湾 / 渡邉撮影)

通常のツアーでは立ち寄らないカットバ島へ

約4時間程の貸切クルーズを終え、船は通常のツアーでは立ち寄らないカットバ島へ。この島は昨年9月に世界遺産に登録され、ハロン湾と共にベトナムでは初めて地域を跨っての世界遺産に。

カットバ島のホテルでは旧正月前なのか、お皿の盛り付けも華やか!
(ホテルでの夕食 / 渡邉撮影)

ハロン湾やカットバ島の植生は昨日訪れた内陸部とは異なり、熱帯系の植生も見ることができます。今回はニンビン近くの世界遺産チャンアンにも急遽立ち寄り、陸の切り立った石灰岩の様子も見てきました。

(チャンアンの遊覧手漕ぎボート / 渡邉撮影)

ハノイの街中で見かけた風景

(ハノイの旧市街での光景 / 渡邉撮影)
(渡邉撮影)

自転車も簡易店舗に早変わり!すぐに食べれるよう、切り売りの南国ならではの色とりどりのフルーツはとてもフレッシュで美味しそうです。

(色とりどりのフルーツ)
(縦横無尽に走るバイク / 渡邉撮影)

以前は自転車が主流でしたが、今は道を埋め尽くすくらいの台数のバイクが街中を走っています。           そこでベトナムを訪れる際のワンポイントアドバイス!
道路を横切る際は、決して走らずにゆっくり歩くこと。そうすることで、ちゃんとバイクや車が避けていくので安全のようです。実際にわたくしもドキドキしながら試してみましたが、本当に上手く避けていて、ベトナム人の運転能力にはビックリしました。

次は来年1月から3月頃にベトナムの少数民族を訪ねるハイキングも企画中です。
お楽しみに!


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