企画担当、小野です。
ネパールの首都カトマンズへ行ってきました。
世界最高峰のエベレスト(サガルマータ)を含むヒマラヤ山脈で有名なネパール。多くの人々が美しい山々を見学するために訪れますが、それだけではなく、ネパールの文化は興味深く、独特で、そして日本との違いには驚くことが多くありました。今回は現地に住む方々が毎日どのような食事を取っているか、そしてその食文化の体験できるレストランをご紹介します。
ネパールの人々が毎日食べるのが「ダルバート」。ダルは豆のスープ、バートはお米、そこにタルカリという野菜のおかず、アチャールという漬物がひとつのお皿に盛り付けられたもの。日本のご飯に味噌汁、漬物のイメージです。
ネパールの一般的な会社は週6日出勤、日は11時~18時が就業時間とのこと。
日常の食事は、
朝:朝起きたらすぐに紅茶とビスケットやパン類等のごく軽めの軽食
朝2:出勤前に家で「ダルバート」
昼:モモ(ネパールの蒸し餃子)、焼きそば、サモサ、チャパティなどの軽食
夜:家に帰って「ダルバート」。チキンカレーなど牛肉以外の肉料理や野菜の炒めなどのおかずがつく場合も。
これが1年間を通じてほぼかわらない食事とのことでした。
さて、「夢の休日」で利用するネパールを代表する「ザ・ドゥワリカス カトマンズ」は、宿泊することでネパールの文化を体感できる“ヘリテージホテル”ですが、ホテル内にあるレストラン「クリシュナルパン」ではネパールの文化の一端を体験することができました。 「クリシュナルパン」はヒンドゥー教の神、“クリシュナに捧げる”という意味だそうです。
靴を脱いでレストランへと入ります。日本でお座敷に上がる感じです。
ネパールの民族衣装のスタッフが出迎え、席へ案内してくれます。赤を基調とした鮮やかな衣装ですが、少しずつ違いがあり、それはネパール各地の民族の衣装とのことでした。
まずはネパールの地元のお酒が提供されます。一般には販売されない、家庭で造るお酒とのことでした。卓上に浅い杯が置かれ、スタッフの方がお酒を注ぎますが、低いところから注ぎ初め、そのまま腕を上げて最後は高いところで注ぎ終わります。浅い杯にきれいに入りきりました。こぼすことはないんですか?と尋ねたら少しはある、と笑顔で答えてくれました。
前菜は「サマヤバジ(サメエバジとも)」。美しいお皿に、豆料理、ジャガイモの料理、レンズ豆のパンケーキ、煮干しみたいな魚、野菜、干し飯などが円形に盛り付けられたもので、ネワール族のお祭りやお祝いに時に食べる料理だそうです。
料理の皿の向こう側には小さなお皿が置かれていて、料理を少しずつ取り分けてその皿に置きます。それはクリシュナ神に捧げるためとのこと。まるで日本のお供え物のような感じです。
さらにモモやスープなどいくつかの料理がでた後、メインはダルバートです。ネパール各地から届けられるいくつかの種類のお米や豆のスープ、タルカリやアチャールに加え、肉料理や野菜の炒めなどが提供されます。
ネパールのお祝いの席に呼ばれたような、そんな食事の体験が可能なレストランでした。
「夢の休日」では「ザ・ドゥワリカス カトマンズ」に宿泊し、夕食を楽しむツアーを企画しています。2025年3月出発のツアーをぜひご検討ください。
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