企画担当者:加藤 悦子
アゾーレス諸島のツアーを練り直したいとポルトガルへ出かけたのが最後の海外旅行となり早3年。
海外旅行を再開するならまた同じ場所からと思い立ち、リスボンだけではありますが2泊5日の弾丸旅行で行ってきました。
今回の目的はシントラのペーナ宮殿を訪れること。
日程の関係で往路はエミレーツ航空でドバイ経由、復路はエールフランス航空でパリ経由にしたので、ついでにトランジットのワクワク感も2つの空港で味わうことができました。
リスボンはと言うと、地元の方も観光客も皆さんマスク無し、コロナ前と変わらぬ雰囲気でした。
相変わらず落書きされたトラムが行き交い、ケーブルカーには観光客が並び、市場併設のフードコートは大にぎわい。
コロナ前と少し変わったかしらと思ったのは、驚くほどフランス人観光客が多かったことくらいでしょうか。
そうそう、今回の旅行では2つの「驚き」を経験しました。
シントラに行くために列車に乗っていた時のことです。
フランス人のご家族2組とご夫妻1組が私の近くにマスク無しで座っていらしたのですが、そこに中国系アメリカ人の5人家族が乗車され大声で話し始めました。すると、それを見たフランス人観光客がマスクそっと装着されたのです! フランスもポルトガル同様とっくにマスク無し生活になっているのに、マスクを携帯しているのか…以前はマスクなんて病人がするものだと言っていたのに…と、その変化に驚かされました。
そしてもう1つ。
大声で話すご家族は2人が私の前に立ち、3人が私の横に並んで座られたのですが、自分の頭の上で大きな声で話をされることを不快に思う自分がいて、これも驚きでした。以前なら何とも思わなかったことなのに、まさかそんな風に感じるなんて。この3年、とても静かな電車内を経験し感覚が変わってしまったのでしょうか。完全に以前の生活や感覚を取り戻すことは難しいのかもしれないなぁと、実感した出来事でした。
やはり海外に行くと、普段とは違う経験ができて楽しいですね。
早く添乗でお客様とご一緒に海外旅行の楽しさを分かち合いたいと改めて実感した弾丸旅行になりました。