企画担当者:宮嶋 博
海外旅行が復活しつつある中、あらためて「今の」ヨーロッパを見たい・歩きたい(そして食べたい&飲みたい!)と思い立ち、ドイツからフランス、スペインまで西ヨーロッパを横断してきました。
最初に降り立ったフランクフルトから、ドイツの特急ICで約1時間。目指すはライン河畔の古都ケルンの大聖堂。
間近に立つと覆いかぶさってくるような高い尖塔を持つ大聖堂は、以前と変わらず堂々たる姿。
そしてその姿を見に世界中から訪れる人々の賑わいも戻っていました。
見学を終えた後は、大聖堂斜め前の老舗ビアホール「ガッフェル・アム・ドム」へ。ここもすっかりかつての賑わいが。定員さんは休む暇もなく、両手いっぱいにケルンの地ビール「ケルシュ」(苦みが少なくフルーティで爽やか!)を運んで大忙しでした。
パリは何度来ても心が躍ります。訪問時(3月)はあいにくの曇り空でかなり寒かったのですが、天候関係なくパリはずっと歩きたくなる街。すれ違うパリジャン、パリジェンヌ達の颯爽と歩く姿を見ると、寒くても私も自然と背筋が伸びます。
今回は、入場待ちの人達が並ぶルーブルやオルセーを横目に、さらに歩いてジャックマール・アンドレ美術館を訪ねました。ここは19世紀の資産家アンドレとその妻ジャックマールの邸宅で、当時のままの優雅な内装のお部屋には彼らが収集したセンスの良い絵画・宝飾品・調度品が並びます。
そしてお部屋見学の後は、ダイニングルームへ。現在はお洒落なカフェになっていて、ゆっくりと紅茶とタルトを楽しめば、私もひとときパリのセレブ。
「本日は、素敵なお宅にお招きいただきありがとうございました(笑)」
スペインではマドリードから特急AVEで1時間の世界遺産クエンカの街を散策しました。深い谷にかかる橋を渡って、切り立った断崖の上の旧市街へ。
崖から落ちそうな程せり出した家もあり、まるで宙に浮かんでいるような景観の不思議な街です。
マドリードに戻ったら、夜はイベリコ豚の生ハムを!一口ほおばれば、熟成されたお肉の風味、とろける脂身、広がる旨味・・・。しっかりしたフルボディのスペイン赤ワインと相性抜群です。
5泊7日で3ヶ国という弾丸旅行ではありましたが、しっかりと今のヨーロッパを味わって、いや違った、見てまいりました。
この数年で世界は変わってしまっても、変わらぬ姿の歴史ある街々、そして本場の美食と美酒!
一方でようやく戻ってきた旅行者たちとその笑顔。
旅ってやっぱり良いものだなぁと再認識いたしました。今年はたくさんの国々と皆様の笑顔を見たいです!