高品質な少人数の旅
高品質な少人数の旅
蒼い空と緑豊かな大草原の「モンゴル」。歴史の風が吹き抜ける首都ウランバートルでは、宮殿や寺院が語り部となり、過去と現在が交錯します。また市場ではモンゴル人の温かい笑顔とおもてなしを受け、心に深い感動を刻むことでしょう。モンゴル観光は、自然の美と人々の営みの調和に触れる旅です。
モンゴルの首都「ウランバートル」は、伝統的なゲル（モンゴルの移動式住居）と現代的な建築が調和し、多様な文化や歴史が混在しています。国立博物館や寺院などの観光名所・賑やかなマーケット・現代的なショッピングセンターなどもあり、観光におすすめのスポットといえるでしょう。
広大なスペースの「スフバートル広場」は、ウランバートルに位置する中心的な広場です。中央には広場の名前にもなっている革命家「ダムディン・スフバートル」の騎馬像があります。
広場の周囲には、モンゴルの国会議事堂（政府宮殿）をはじめ、国立博物館・国立劇場・商業施設なども並んでおり、とても賑やか。さまざまなアクティビティやイベントが行われています。
ソ連時代、モンゴルではチベット仏教の流れを組む宗教施設が破壊された経緯もあり、古い歴史のある寺院はあまり残っていません。「ガンダン・テクツェンリン寺院」も多少の被害を受けましたが1990年に修復が完了し、現在は美しい姿を見せています。
寺院で最も有名なのが、高さ26メートルの巨大な観音像。初代の観音像はソ連に持ち去られたため2代目の観音像ではありますが、その姿は凛々しく輝いています。
モンゴル国立民族歴史博物館では、モンゴルの歴史と民族に関する展示を通じて、国の豊かな遺産と文化を紹介しています。
古代の遺物・伝統衣装・武器・工芸品・美術品などが数多く展示されており、乾燥地帯であるためか、紀元前の遺物であっても状態良く保存されています。
ウランバートル市街地から南に進んだところに「ザイサン・トルゴイの丘」があります。「ザイサン・トルゴイ」は第二次世界大戦の戦勝記念碑として1971年に建てられ、周囲の壁には、ソ連軍が旧日本軍やナチスに勝利した様子が描かれています。
多くの人がこの丘を訪れるのは、ウランバートル市街地のパノラマビューを愉しむため。観光客はもちろん、地元の人々も多く訪れます。とくに美しいのが夕暮れ時から夜にかけて。美しい光景が目の前に広がります。
ウランバートルの郊外には、自然の美しさと貴重な文化的な遺産が織り交ざる観光スポットが広がっています。さまざまな体験を通じて、まるで別世界に迷い込んだような感覚を味わいましょう。
モンゴル帝国を建国した指導者として有名な「チンギス・ハーン」。その指導力と戦略的な才覚はよく知られているところですが、公正さや寛容さなど人間的な魅力も備えていたようです。
このようなチンギス・ハーンを胸いっぱいに感じたいなら、チョンジンボルドクの丘に佇むチンギス・ハーンの巨大な騎馬像に会いに行きましょう。高さ40mにもおよぶ姿は圧巻です。
エレベーターで3階の展望台（騎馬像のたてがみ）まで上がれば、モンゴル平原が広がる壮大な景色やチンギス・ハーンの顔を間近で眺められます。偉大なる指導者に思いを馳せながら、壮麗な大自然に魅了されることでしょう。
ウランバートルからわずか1時間ほどの距離にあるテレルジ国立公園は、豊かな自然が広がる魅力的なスポット。広大な自然の中での乗馬トレッキングやハイキングは、心躍る冒険と感動を与えてくれます。
この地に住む遊牧民の伝統生活を尊重し共存しながら観光開発が進められている公園のため、遊牧民の人々との交流も可能です。モンゴルをより身近に感じられるのではないでしょうか。
また「亀石」と呼ばれる高さ約15mの奇石もテレルジ国立公園にあります。その形状が亀に似ていることから名付けられたこの奇石は、首の付け根あたりまで登れます。
モンゴルの広大な草原・雄大な山々・遊牧民の生活・伝統的な音楽や踊り。それらは私たちの心を打ち、豊かな魂を育んでくれます。
ウランバートルから車で1時間30分。アラドラーン村に広がる「モンゴルノマディックキャンプ」では、大草原と遊牧民の伝統的な生活を身近に感じられます。
日本では乗る機会のほとんどないヤクやラクダなどに乗ることができ、モンゴルの風味豊かなお酒「馬乳酒」も堪能できます。大草原の広がりと遊牧民の温かいおもてなしに包まれ、ユニークな体験とモンゴルの魅力を存分に堪能できることでしょう。
モンゴルの魅力のひとつが「満天の星空」です。光害のない広大な草原では、まるで宇宙そのものが広がっているかのような星空を肉眼で堪能できます。
市内では星空を見るのは難しいため、ウランバートル市内から1時間ほどの距離にある「テレルジ国立公園」や「HS ハーンリゾート」が、星空観察におすすめです。広大な自然環境に囲まれたこれらの場所では、星々の輝きをいっそう美しく引き立てます。きっと一生忘れられない星空の夜に出会えることでしょう。
モンゴルでは、伝統工芸品・民族衣装・宝石など独自の文化を反映した個性的な品々をお土産にしたいものです。デパートでのショッピングは愉しいものですが、市場での交渉はまさに冒険！ 買い物のやり取りを通じて、モンゴルの温かい人々や豊かな文化に触れられます。
ウランバートル市内での観光で、ぜひ立ち寄りたいのが「ノミンデパート」。かつて国営だったこのデパートは、ノミングループによって民営化され、新たな魅力を放っています。
ファッション・家電・食品・化粧品など多岐にわたる商品を取り扱っていますが、特におすすめなのが豪華な毛皮製品。手ごろな価格で高品質な毛皮を手に入れられます。またお土産コーナーには、人気のあるモンゴルのお土産が豊富に並んでおり、まとめ買いの割引サービスを活用すると、お得にお土産を揃えることができます。
モンゴル最大の市場「ナラントール・ザハ」では、生活用品から車のエンジン・家具・移動式住居のゲルまで、必要と思われるものは何でも売っています。そのため、遊牧民たちも買い出しに訪れるほどの人気ぶり。
市場内では、美しく陳列されたカラフルな商品に目を奪われることでしょう。また現地の人々の生活を垣間見ることもできます。ただし、このような賑やかな場所ではスリも多く見られるため、カバンをしっかり前に持つなどの注意が必要です。
HSハーンリゾートホテルは、モンゴルの大草原に広がる魅力的なラグジュアリーリゾート。ウランバートル市内からわずか1時間ほどの距離に位置し、モンゴルならではのゲルの形をした宿泊施設が特徴です。
このリゾートでは現代の都会の喧騒を離れ、静寂と大自然に包まれた贅沢な時間を過ごせます。静寂な大草原での休暇を満喫しながら、心地よい時間を過ごしましょう。
モンゴルへの旅は、未知なる世界への冒険といえるかもしれません。ゆったりとヤクの背に揺られ、遊牧民の温かい笑顔とともに馬乳酒をいただく。満天の星空に酔いしれ、草原の静寂に耳を澄ませる。モンゴルは自然と文化の奇跡の共演です。モンゴルへの旅は、心に深い感動と永遠の思い出を刻むことでしょう。
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| モンゴル DATA ・国・・・モンゴル国 ・言語・・・モンゴル語（国家公用語）、カザフ語 ・通貨・・・トゥグルグ ・日本との時差・・・マイナス1時間 ・飛行時間・・・6時間弱 ・気温・・・夏平均 20〜25℃、冬平均 -20〜-25℃ |