企画担当の渡邉です。
今回は、世界中を駆け巡り、各地の絶景を撮影する写真家の谷角靖氏が同行。カナダ在住ですがカナダだけに留まらず、北欧や南極など極地でオーロラを追い求めて撮影された写真は、人々を魅了してやみません。
そんな谷角講師の撮影指導のもと、オーロラ撮影中は氷点下30℃以下という極寒や寝不足との闘いになりましたが、ツアー中は毎日晴天続きで天候に恵まれた6日間でした。
エアカナダで成田を出発し、約8時間強でカナダの西の玄関口バンクーバーへ。乗継時間が少々あるため、今回は空き時間を利用して空港内にあるフェアモントホテルにチェックインし、夜のオーロラ撮影に備えて体を少し休めてから国内線へ。
わたくし自身久々のカナダでしたが、見事なまでの入国審査の機械化にビックリ!今はもう殆ど人に接することなく、機械に入力(日本語案内あり)するだけで入国審査と税関申告が完結しています。
ホワイトホースのホテルに到着したのは夜の10時過ぎ。着替えを済ませ、旅の疲れも何のその。今宵のオーロラに心を躍らせながらオーロラセンターへ車で移動。
オーロラは低い空に少しだけ見えたものの、期待していたほどではありませんでした。ただ、谷角講師の撮影テクニックをしっかりと学ぶことができ、明日以降の撮影準備はバッチリです!
2枚目の写真は、暖を取りながら休憩していただくスペースです。暖かい薪ストーブと共に、コーヒーやホットチョコ、クッキーなどでホッと一息。わたくし達専用のスペースなので、講師からの手ほどきも。
前日は午前4時頃にホテルへ戻り、昼前までお休みタイム。
そして12時よりブランチを。メニューはバイソンバーガー。このバーガーは是非ともおすすめで、柔らかい赤身が特徴のバイソン(水牛)は脂身も少なく、とても美味しかったです。ユーコン準州にはカリブーやバイソンやエルクなどが生息していますが、自然のバランスを保つためにも狩猟が行われています。スーパーでも普通に売られていて、地元の主食にもなっています。
午後はホワイトホースの観光へ。
そして今夜は人工物のない場所へ移動しオーロラハンティング。ユーコン川にあるレイク・ラバージュ(Lake Labage)沿いにてオーロラ撮影。
ゴールドラッシュ時代の1896年から1899年までユーコン川で活躍していた外輪船です。
極北のカナダに生息する動物を保護している施設へ。エルクやミュールディア、ムース、ジャコウ牛、バイソン、マウンテンゴード、カリブーなど、様々な事情で保護されている動物たちが、広大な敷地でゆったりと暮らしている様子が伺えます。
夜のオーロラハンティングは昨夜と同じ場所での撮影。今夜は真上までオーロラが広がり、歓声が!
暖を取ることも忘れるくらいに皆さん撮影に夢中でした。
ユーコン川にあるレイク・ラバージュ(Lake Labage)沿いにてオーロラ撮影に挑みました。iPhoneの最新型携帯ではものすごく綺麗に撮れるのですが、わたくしの携帯カメラではこれが限界です。
今日の昼間は犬ぞり組とスノーシュー組に分かれての行動。わたくしはスノーシュー組へ同行。快晴の青空のもと、真っ白な雪と氷と共に、極北カナダらしい景観を満喫しながらスノーシューウォーキング。日中は太陽が当たるところでは体感的にはマイナス5℃くらいと思っていましたが、実際には日中でも氷点下20℃だったのには驚きです。風がなくお天気が良ければそんなに寒さは感じません。歩いた後は全面氷結した湖畔でティータイム。
快晴の中、チャッドバーン・レイク・スキートレイルにてスノーシューを満喫。
今夜のオーロラ撮影も真上にオーロラが出現し、カメラ以外にしっかりと脳裏にも焼き付けていただけたと思います。
講師によるレクチャーもあり、ご参加された皆様は素敵なオーロラ写真を撮ることができました。撮影が難しいオーロラ。せっかく遠く海外までオーロラを観賞しに行くのであれば、講師同行の旅がおすすめです。
谷角 靖(たにかど やすし)
●日本写真家協会会員
●著書:「AURORA」「写真家と行く世界の絶景」「桜旅」など9冊
サラリーマンやホテルマン・調理師見習いを経て、1990年カナダウィスラーへ。
スキーインストラクター資格を取得後、2000年にはカナダの大河ユーコン川を単独でホワイトホースからドーソンシティまでの740㎞をカヌーで漕ぎ、オーロラガイドやカヌーガイドを経て2008年にプロの写真家として独立。
その後は世界の絶景を撮り続けながら著書やカレンダー、雑誌などに幅広く提供。
その他にも、初めての登山でヒマラヤの6,000m級の山や、アラスカ沿岸を一人乗カヤックで氷河探訪、南極など数えきれないほどの絶景を求めての撮影取材。
とにかく、もの凄い行動力と精力的な活動をされている谷角氏には全国にファンも多く国内で開催される講演会等のイベントではいつも賑わっています。
今回のオーロラ撮影でも、谷角氏のひとことアドバイスで見事に撮影技術もパワーアップ。
是非ともお写真に興味のある方、一度谷角靖さんの虜になってみませんか?
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