コンシェルジュの岩永です。
年末年始は、ヨーロッパとアジアが同居する唯一の都市、イスタンブールに5連泊しました。
ボスポラス海峡を挟み、歴史と文明が幾度も交差してきた街。
ブルーモスク、アヤソフィア、トプカプ宮殿といった名所はもちろん訪れましたが、5連泊だと “もう一歩奥へ” 進める楽しさがあります。

そのひとつがアジア側カドキョイ地区。
地元の人々の生活の匂いに満ちた市場を散策しました。
黒海産の魚がぎっしり並ぶ魚屋、トマトやハーブが色鮮やかに積まれた八百屋、漬物の樽、スパイスなどなど…。





※(パストゥルマ屋)上からぶら下がっているソーセージのようなもの、ガラスケース内のハムのようなものは、「パストゥルマ」という牛肉の加工品です。イスラム教徒が多いトルコでは、豚肉をつかったベーコンやソーセージはほとんどみかけません。
市場散策の後、地元のロカンタへ。
イスタンブールの食文化を語るとき、どうしても外せないのがロカンタ。
「ロカンタ」は、トルコ語で「食堂」。
レストランというより、大衆食堂、というニュアンスです。
ショーケースに並ぶ料理を指さしで注文します。


どれも家庭料理の延長線上にあるような、まさにその土地の日常を皿に盛り付けたようなお店です。
市場でみかけた食材のお料理をいただきました。
いくつかご紹介します。
まずは、「ヤプラック・ドルマス」


前菜の代表格!
玉ねぎのみじん切り、お米、ナッツ類を各種スパイスで味付けしたものをブドウの葉で包んだもの。
次に、「カタクチイワシのピラフ」


イワシのだしがいい仕事をしていました。
そして、「子羊のスープ」


骨や内臓も一緒に煮込んだコラーゲンたっぷりスープ。
豚骨風でした。
トルコでは“甘いものは人を笑顔にする”と言われるそうで、デザートも豊かです。


お客様に大好評だった「カザンディビ」

鶏肉入りの牛乳プリンです。
鶏肉?タイプミスではありません。
本当にチキン入りのデザートです。
オスマントルコ時代からの宮廷料理だそう。
実際はチキンの味はしません。
食感もほんのり繊維を感じる程度。
ねっとりした濃厚な焼きプリンです。
そして、旬のデザート「カボチャとマルメロの甘煮」

マルメロは、バラ科の果実。見た目は花梨に似ています。
冬場に香りが強くなるそうです。
ガツンとくる甘さ。チャイがよく合います。
今回のツアーでは、オスマン帝国の天才建築家ミマール・シナンの作品を巡ることも大きなテーマの一つでした。
彼の建築について語り始めると長くなってしまいますので、また別の機会に。
観光地の華やぎに加え、5連泊したからこそ触れられた“日常”がありました。
大陸が交わるこの街は、歴史だけでなく暮らしもまた多層的です。
イスタンブールは、訪れるたびに新しい顔を見せてくれる街だと感じました。
【おまけ】
まさかの不適切写真⁉
水タバコ満喫中の岩永でした。

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