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【海外添乗記】宮嶋です!「コート・ダジュール美術散歩 7日間」から帰国しました!

投稿日 | 2024.03.29更新日 | 2024.03.29
ロイヤルロード銀座

(海に向かってカラフルで可愛い家々が並ぶマントン)


皆様こんにちは。海外企画担当の宮嶋です。
私自身が企画したコート・ダジュールの旅に行ってきました!
ニースに5連泊してニース市内や画家ゆかりの街々で名画を鑑賞する旅。5人の画家をテーマとし、さらに今回は南仏の春の始まりを告げる2大イベント「ニースのカーニバル」「マントンのレモン祭り」も見学して、5+2=充実の7日間でした。

5人の画家の名画に出逢う旅へ――
2日目(2/21):幸せ色の世界シャガール

(シャガール美術館 /宮嶋撮影)

まず最初はシャガール美術館へ。
ここには旧約聖書をテーマとした絵画やステンドグラスが展示されています。柔らかな色彩で、画面いっぱい自由に展開するシャガールの絵画はまるで幸せな夢の中にいるよう。いつまでもずっと見ていたい作品です。
学校の課外授業なのか先生が絵の説明をしていましたが、シャガールの前では生徒皆が静かに聴いて魅入っていました(笑)。

「春が来た!」華やかなカーニバルで盛り上がる

(桟敷席にて花パレードを観賞 /宮嶋撮影)

午後はこの出発日限定のイベント「ニースのカーニバル」へ。
色とりどりの花々で飾られた山車が進む「花パレード」を桟敷席で見学。音楽やダンスもノリノリで会場も大盛り上がり!
心も身体も踊りだします。この日は天気も良く、まさに春の訪れを感じる午後でした。

3日目(2/22):ルノワール晩年のアトリエへ

(ルノワール 晩年のアトリエ/宮嶋撮影)

ニースから車で約30分、ルノワールが晩年を過ごしたカーニュ・シュル・メールへ。
少し雨模様の日でしたが、ルノワールの優しく温かな作品に出逢うとホッと温まる感じです。晩年はリュウマチを患いながらも特注の車イスに乗り絵筆を手に縛り付けて描いたルノワールのアトリエを訪ねると、優しさの中に彼の情熱も感じ取ることができます。

ピカソ制作の拠点

(アンティーブのグリマルディ城(ピカソ美術館) /宮嶋撮影)

雨もあがってきた午後は港町アンティーブへ。海を望むグリマルディ城はピカソがアトリエを構えた場所です。城の最上階で彼は精力的に作品を創作しました。
城の窓から見える地中海の絶景とともにピカソの絵画を堪能しました。

4日目(2/23):コクトーが創った幻想の空間

(市庁舎「結婚の間」 /宮嶋撮影)

この日はイタリアとの国境近くの街マントンへ。ここでは画家であり詩人・小説家・映画監督でもある多彩な芸術家コクトーの作品を鑑賞。彼が内装を任された市庁舎「結婚の間」を訪れました。
この地の伝統衣装を身につけ見つめ合う男女は、コクトーならではの独特のタッチで描かれ、どこか幻想の世界にいるようでした。


春の色と香りを愉しむ「マントンのレモン祭り」

(マントンの通りとレモン祭りの様子 /宮嶋撮影)

午後は「ニースのカーニバル」と共に春を告げるイベント「マントンのレモン祭り」へ。
一年を通して温暖な気候に恵まれたマントンはレモンやオレンジの産地。「レモン祭り」開催中、レモンとオレンジを使った巨大なオブジェが庭園に並びます。
オブジェには毎年異なるテーマがあるのですが、今年のテーマは「オリンピック」。夏開催のパリオリンピックを南仏でも心待ちにしているようです。

5日目(2/24):マティス 光と音の集大成

(ヴァンスにあるロザリオ礼拝堂)

コート・ダジュールを愛した5人の画家の足跡、最後に鑑賞するのはマティスです。ヴァンスにある彼の傑作ロザリオ礼拝堂へ。
内部に入ると、シンプルな線に青・黄・緑の3色のみで描かれたマティスの絵画が我々を待っていました。ステンドグラスを通して南仏の光が差し込み、シンプルで静かでそして満ち足りた空間。マティスの集大成でもあるロザリオ礼拝堂は、ツアー集大成の見学地としてもぴったりの場所でした。

(おまけ) ニースのカーニバル・夜のパレードへ

(夜のパレードの様子 /宮嶋撮影)

最終日の夜、希望される皆さまと一緒に夜のパレードを観に行きました。
ニースのカー二バルにも毎年テーマがあって、今年のテーマは「ポップカルチャー」。山車には映画やマンガでお馴染みのキャラクターがたくさん登場!日本からはトトロやピカチュウ、ドラゴンボール等のキャラクターも出ていましたよ(笑)。

最後まで名画鑑賞とイベント、そしてコート・ダジュールの春の始まりを愉しむことができました。
ご参加いただいた皆様にご好評をいただいた「コート・ダジュール美術散歩7日間」は、2024年秋~2025年春にも設定を予定しておりますのでご期待ください!

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次回の旅は「観光」より、一歩踏み込んだ「鑑賞」を愉しみましょう!!

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